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ケガ百科事典

前十字靭帯損傷

原因

原因
サッカーやバレーボールなど急激なストップ動作、ジャンプの着地と同時に、膝に捻りが加わる動作で断裂する事が多くみられます。

症状

症状
受傷時に、「ガクッ」と膝崩れが起きたり、「ブチっ」と音がしたなどの感覚があります。
受傷直後、腫れはありませんが激痛で動けません。
次第に、関節内に血腫が溜まると腫れや熱感がでてきます。
50%の確率で同時に半月板の損傷を起こす事があります。

検査

検査
前十字靱帯の損傷を判断するのにラックマンテスト、断裂の有無を判断するのに、前方引き出しテスト、半月板の損傷の判断にマックマーレ―テストなど様々な徒手検査方法があります。
患者を仰向けに寝かせ、片方の手で膝の上の太ももを下に押し、もう片方の手で膝の斜め上に引き出した時に、受傷していない足に比べ、動く幅が大きいと陽性です。

ポイント

切れた前十字靱帯が自然に癒合することはなく、膝の不安定性と不安感が残ります。
スポーツ復帰を目標としている場合、継続するのならば靱帯の再建手術が必要です。
また10代〜30代で損傷した場合は、スポーツ復帰する・しないに関わらず手術をした方がいいと言われています。なぜなら高い確率で半月板損傷などの二次障害を起こすからです。
リハビリ等も含め早急に専門家に相談した方がよいでしょう。

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